6月16日に肺血症のため亡くなった ”DEAD END”のギタリスト、足立”YOU”裕二さん。
今ある日本のヴィジュアル系バンドのお手本でもある”DEAD END”のギタリストの命を奪ったこの
”肺血症”という病気は何なのか、そしてこの病気は同じバンドのメンバーベーシストの
“CRAZY” COOL- JOE(増本 正志)さんも2019年6月に”肺血症”で入院したようですが彼は完治し
ているようです。
そこで
生死の別れ目がどこなのかを追求しつつこの病気について調べてみました。
”肺血症”とは?
まずは”Wikipedia”で見たら
感染症に対する制御不能な生体反応に起因する生命を脅かすような臓器障害のことで、患者数は世
界で年間約2700万人。そのうち、約800万人が死亡していると報告されている[1]。日本での年間
死亡者は10万人を超えると推計されている。
という事で、いまいちよく分かりませんが、年間の死亡者が10万人を超えているのは驚きです。
要するに肺血症とは、感染症がきっかけとなって起きる二次的な症状で、
具体的には何らかの感染症を起こして細菌などが増殖して炎症が全身に広がり、
その結果、重大な臓器障害が起きて重篤になっている状態を言うらしいです。
肺血症を引き起こした元となる原因を見つけて、その治療を早くしなければ、命に関わる
危険もある怖い病気です。
組織障害や臓器障害をきたすため、集中治療室(ICU)での全身管理および治療が
必要になり、ショックや著しい臓器障害をきたす場合は死に至る場合もあみたいで
どんな感染症でも敗血症を起こす引き金になる可能性があり、特に、免疫力がまだついていない乳
幼児や、高齢者、糖尿病などの慢性疾患やがんなどの基礎疾患がある人や、病気治療中で免疫力が
低下している人は、感染症から敗血症を起こすリスクが高い。
という事で、”YOU”さんは何らかの理由で治療が遅れたのか、基礎疾患があったのか、他の
病気の治療中で免疫力が低下していたのか、等の理由で亡くなってしまったのではないでしょう
か。
ちなみに、原因となる細菌として代表的なものに、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌などが
挙げられるそうです。
こうした細菌に感染することで、皮膚の化膿、肺炎などの呼吸器感染症や肝臓、腎臓、腸などの感
染症など、さまざまな感染症が最初に起きて、免疫力が低いとそこから敗血症が起きやすくなるそ
うです。
細菌だけでなく、インフルエンザウイルスなどのウイルスやカビなどの真菌、寄生虫などに
よる感染症も原因となり得る。カテーテルを挿入することによる尿路感染や、人工関節などを使用
している場合も要注意との事。
この病気は、発見が遅れるほど死亡リスクが高くなり、助かった場合でも後遺症が残ることが多い
らしく後遺症は、治療後数週間を経てわかることもあるため、助かったとしても油断できないです
後遺症が出た場合は、それぞれの症状に応じて、リハビリテーションが必要で
ちなみに後遺症の症状は
・不眠、寝つきにくい、睡眠不順
・悪夢、鮮明な幻覚、パニック発作
・筋肉の動きが悪い、関節痛
・精神(認知)機能の低下
・自尊心と自己信念の喪失
・臓器機能の障害(腎不全、呼吸機能の問題など)
・四肢を失う(治療により手や足を切断するなど)
があるそうです。
予防
手洗いやうがいをこまめにして、風邪をひかないようにしたり、必要であればインフルエンザなど
のワクチン接種を受けたりするなど、感染症にかかるリスクをできるだけ排除するようにすること
が重要。って事は、コロナやインフルエンザ、風邪の予防と一緒で、清潔を保って、ソーシャルデ
ィスタンスや3三密を避けることがやっぱり重要なんですね。
今回の”YOU”さんの死に至る要因の一つに、もしかしてコロナの影響もあったのかもしれませんね。
なにより、YOUさんのご冥福をお祈りいたします。
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